(平成29年6月号)

自立支援介護では、水分・栄養・排泄・運動という4つの基本ケアを確実に行うことで、多くの場合は 日常生活動作(ADL)を向上させることができるとされていますが、これらを実践するために必要なのが口腔 機能を保つことです。口腔機能とは、
①食べる(噛む、味わう、飲み込む等)
②話す(発音、会話、歌う等)
③感情表現(笑う、怒る等)
④呼吸をする
といった機能のことを指します。呼吸は生命の維持に 直結している大切なことですが、食べる・話す・感情表現といった機能も、生活の質や人とのコミュニケーション をはじめとした社会生活を営む上で、とても重要な役割を担っています。そこで今月は『口腔機能について』について 紹介したいと思います

口腔機能が活動性に大きく影響

高齢者の活動性が低下する要因は2つあります。
1.身体機能の衰え…
口腔機能が低下して、摂取できる食物の制限が長く続くと、栄養の偏りやエネルギー 不足から低栄養となり筋力や免疫力の低下が起こります。筋力が落ちると、運動機能が低下し不活発に なり、免疫力が低下すると肺炎などの感染症にかかりやすくなり、寝たきりの原因になる場合もあります。
2.交流機会が減少することによるもの…
口腔機能が低下する事によって食事や会話に支障をきたすと、 外出や人との付き合いが面倒になり、コミュニケーションが減ります。不活発な生活が長く続くと、 体力・脳・認知の機能が低下して廃用症候群に繋がりやすくなります。 このように口腔機能低下がきっかけとなり、負のサイクルが進んで、家の中に閉じこもったり寝たきりや 認知症を招く原因となります。

『口腔機能の低下』→『食欲の低下』→『体力の低下』
   ↑                 ↓
『口を使わない』 ←『交流の低下』←『活動量の低下』

口腔衛生を保ち、口腔機能を維持・改善するための口腔ケアと口腔リハビリが必要となります。

口腔機能をチェック

口腔機能の状態は、よく観察すれば、ある程度の判断が可能です。例えば次のような症状はありませんか?

□むし歯・歯周病・義歯不適合等
□食べこぼし・よだれ
□食事に時間がかかる
□食事中むせやすい
□食欲の低下
□言葉が聞き取れない
□口腔乾燥

口腔機能の回復や機能低下を防ぐためには歯科治療の他に、口腔ケアと口腔リハビリを実施することがとても 重要です。口腔機能を向上させると、次のような効果が期待できます。
①口から摂取できる食事の質と量が高まる
②食べる楽しみを得ると、生活意欲がわく
③会話、笑顔がはずみ、社会参加を続けられる
④低栄養、脱水、誤嚥、肺炎、窒息を予防できる
⑤日常生活動作の維持・向上がはかれる
高齢者の「食べる」「会話する」「感情表現」といった機能の低下に対しては、高齢者自身が自宅でも 日常的に行える簡便な口腔リハビリの実践によっても、改善が得られることがわかっています。 次号以降で、色々な口腔機能向上訓練をご紹介したいと思います。

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